木材の劣化は2つの要因で引き起こされます。
一つの要因は生物劣化であり、もう一つの要因は紫外線劣化であります。生物劣化はシロアリや腐朽菌で木材が浸食されるために強度が落ちる問題が発生します。
古来より外で木材を使用する場合は屋根を付けたり、束を作ることで木材を地面に接する事がないように施工されてきました。
また、防腐剤を木材に注入させる方法も一般的であります。紫外線劣化は木材表面のリグニンと呼ばれるプラスチックに似た成分を紫外線が分解し白華してしまう事象である。多くの木材の場合、リグニンが容脱することで防カビ性能が損なわれ黒く変色します。
カビは木材の表面のみ汚染するだけなので、この状態でも木材は本来の性能が落ちる事はありません。この紫外線劣化を防止することが木材塗装の基本であります。

木材塗装は大別して2つのタイプがあり、含浸型と造膜型があり一長一短の性質を持っています。

含浸型は通気性を維持しながら木材に染み込んで着色させる塗料であります。長所として塗装が剥がれた場合に塗り足しができることであります。短所としては、かすれが早期に発生することです。

塗膜型は木材表面に膜を付ける塗料であります。長所は木材表面が美しく仕上がることです。短所として剥がれが出た場合、修理が難しい問題があります。そのため木材塗装には含浸型か薄膜型の使用が望ましいのです。

長く屋外で放置すれば、木材が黒ずんできます。
黒くなった木材を研磨をすれば、わずか0,5ミリ程度削った程度で新品の木材が顔を表します。しかし、このわずか0,5ミリ程度削る作業がかなりの重労働なので、フッ化水素酸や過酸化水素+アンモニアを使用して洗浄するのですが毒劇物のためしっかりとした養生が必要なのです。
また、この化学処理を行うことで木材を痛めてしまうという欠点があります。これを解決したのがオレンジ洗浄剤であります。オレンジ酸は自然分解成分であるため従来の方法と違い十分な養生が必要ではなく、木材に使用すれば木材の劣化リグニンを分解してカビを容易に除去できるようになります。その後、塗装することで木材をきれいに甦らさせることができます。

施工前

施工後

日本の木材保護塗料のシェアの70%近くがヨーロッパ製でありますが、(株)イングスでは常温で硬化するガラス技術を用いることで、ヨーロッパ製品の性能に対応し、さらに安全・微臭・美観性に優れ、対シロアリ性能に優れた塗料を開発することに成功しました。

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